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犬の本気噛みをやめさせたい!【原因や対処法を紹介】

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愛犬が突然本気で噛んできたら、驚きと不安を感じることでしょう。

犬の噛みつき行動にはさまざまな原因があり、正しい対処法を知ることが大切です。

本記事では、犬が本気噛みをする原因と、その対処法について詳しく解説します。

また、犬の甘噛みについても触れ、飼い主としてどのように対応すべきかを考えてみましょう。

1. 犬が本気噛みをする原因

1-1 本能的な欲求がある

犬が本気噛みをする原因は本能的な欲求がある

犬が本気で噛む原因の一つとして、本能的な欲求が挙げられます。

犬は自分の領域を守り、危険から身を守るために噛む行動をとることがあります。

このような本能的な行動は、特に強い警戒心を持つ犬種や、過去にトラウマを経験した犬によく見られます。

例えば、過去に虐待を受けた犬や、厳しい環境で育った犬は、何かに脅威を感じるとその防衛本能が働き、攻撃的な行動に出ることがあります。

飼い主としては、このような犬の本能を理解し、無理に接触しようとせず、安心できる環境を整えることが大切です。

1-2 興奮している

犬が本気噛みをする原因は興奮している

犬が本気で噛む原因の一つに、興奮状態が挙げられます。

特に遊びの最中や散歩中、犬が興奮しすぎると、感情を抑えきれずに噛んでしまうことがあります。

このような行動は、犬が楽しさや刺激を感じすぎて、自己コントロールができなくなっている時に起こりがちです。

例えば、ボール遊びや追いかけっこなどで興奮が最高潮に達すると、犬は本能的に噛む行動をとることがあります。

飼い主としては、犬が興奮しすぎないように遊びの時間や散歩のペースを調整し、リラックスできる環境を提供することが大切です。

また、興奮状態のサインを見逃さず、落ち着かせるための指示や休憩を取り入れることで、噛みつき行動を予防することができます。

興奮しすぎている時は注意しよう!

1-3 ストレスや恐怖

犬が本気噛みをする原因はストレスや恐怖

犬が本気で噛む原因の一つに、ストレスや恐怖があります。

犬はストレスや恐怖を感じると、自分を守るために攻撃的になることがあり、噛む行動をとることで自己防衛を図ろうとします。

たとえば、新しい環境に移ったばかりで慣れない状況や、飼い主の予想外の行動に不安を覚えると、犬は自分を守ろうと過剰に反応することがあります。

特に、過去に怖い経験をした犬や敏感な性格の犬は、こうした状況で噛むことで恐怖を回避しようとする傾向があります。

飼い主としては、犬の不安を軽減するために、新しい環境に少しずつ慣れさせたり、安心できる場所を提供したりすることが重要です。

また、犬が恐怖を感じているサインを見逃さず、その感情に対して適切に対応することで、噛みつき行動を未然に防ぐことができます。

1-4 口の中が痒い

犬が本気噛みをする原因は口の中が痒い

犬が本気で噛む原因の一つとして、口の中が痒いことがあります。

特に子犬の時期に見られる歯の生え変わりでは、歯茎がむずむずしたり、痛みを感じたりすることが多く、その不快感を和らげるために、犬は噛む行動をとります。

また、成犬でも口内炎や歯周病などの口内の健康問題が原因で、口の中に違和感や痒みを感じ、噛むことでそれを解消しようとすることがあります。

このような場合、噛むこと自体が犬にとってのストレス解消法となっているのです。

飼い主としては、噛んで良いおもちゃを与えることで、犬が不適切な対象を噛むのを防ぐことができます。

また、口内の健康状態を定期的にチェックし、異常があれば早めに動物病院で診察を受けることで、噛みつき行動の原因を取り除くことが重要です。

子犬の時に噛むのを癖づけないようにしたいね!

1-5 間違ったしつけ

犬が本気噛みをする原因は間違ったしつけ

犬が本気で噛む原因の一つとして、間違ったしつけが挙げられます。

適切なしつけがされていない場合、犬は噛む行為が許されるものだと誤解してしまうことがあります。

特に、子犬の頃に甘噛みを許していた場合、それが成長してからの本気噛みにつながる可能性があります。

子犬が甘噛みをすると、飼い主はその可愛さに甘んじてしまいがちですが、この行動を放置すると、犬は「噛んでも問題ない」と認識してしまいます。

さらに、強く叱らずに軽くたしなめるだけだと、犬は噛むことが許容される行動だと誤解し、成犬になった時に力を込めて噛むようになってしまうこともあります。

飼い主としては、噛む行動が問題であることを子犬のうちから教え、適切なしつけを行うことが重要です。

特に、噛む行動をした際にはすぐにやめさせ、正しい行動を促すことで、将来的な本気噛みを予防することができます。

しつけは子犬の時からしておくようにしよう!

2. 犬が本気噛みをする時の対処法

犬が本気噛みをする時の対処法

2-1 噛まれた時のリアクションをする

犬に本気で噛まれた時の対処法の一つとして、痛がるリアクションをすることが効果的です。

犬が噛んだ瞬間に、大きな声で「痛い!」と反応することで、犬に「これ以上噛むと痛いんだ」と教えることができます。

特に、犬は飼い主の声や態度に敏感なので、このような反応は犬に強い印象を与えます。

繰り返しリアクションを続けることで、犬は徐々に噛む行為が望ましくないことを理解し、次第にその行動を控えるようになります。

ただし、過度に驚かせたり、恐怖心を与えるようなリアクションは避け、あくまで冷静に、しかしはっきりと痛みを伝えることが重要です。

これにより、犬が自分の行動が相手にどのような影響を与えるのかを学び、噛みつき行動を減らすことが期待できます。

繰り返し「ダメ」と伝えることが大事だよ!

2-2 相手にしない

犬が本気で噛んだ際に効果的な対処法の一つが、噛まれた後に犬を無視することです。

犬は時に遊びや飼い主の注意を引くために噛むことがありますが、その行動に反応を示さず無視することで、「噛むと楽しいことが終わる」と犬に認識させることができます。

具体的には、噛まれた瞬間にすぐに遊びを中断し、犬に背を向けたり、目を合わせないようにすることがポイントです。

このように無視することで、犬は噛むことが自分にとって不利益であると学習し、次第にその行動をやめるようになります。

ただし、この方法は一貫して行うことが重要であり、飼い主が途中で反応してしまうと、逆に噛む行為を強化してしまう可能性があるため注意が必要です。

無視を続けることで、犬が噛む以外の方法で飼い主の注意を引くように行動を改善していくことが期待できます。

2-3 噛むおもちゃを与える

犬が噛みたいという欲求を持っている場合、そのエネルギーを適切に発散させるために噛むおもちゃを与えることが非常に効果的です。

特に子犬や成犬でも、ストレス解消や遊びの一環として噛む行動を取ることが多いため、噛むことが許されるおもちゃを与えることで、家具や飼い主の手など、噛んではいけないものを守ることができます。

また、おもちゃを噛むことで、犬は「これは噛んでもいいもの」と認識し、噛む行為が適切な対象に向けられるようになります。

おもちゃの選び方としては、犬のサイズや噛む力に合った頑丈なものを選ぶことが大切です。

さらに、噛むおもちゃを使って遊ぶことで、飼い主との絆も深まり、犬はおもちゃを噛むこと自体が楽しいと感じるようになるでしょう。

これにより、犬の噛む欲求を満たしながら、問題行動を防ぐことができます。

2-4 叩いたり、マズルは握らない

犬が本気で噛んだ際に、叩いたりマズルを強く握るような対処法は避けるべきです。

これらの行為は一見効果があるように思えるかもしれませんが、実際には犬に恐怖や不安を与え、逆に攻撃性を高める結果となることがあります。

特に、信頼関係を築いている途中でこのような行動を取ると、犬は飼い主に対して恐怖心を抱くようになり、噛む行動がさらに悪化する可能性があります。

犬は人間の感情や態度に敏感であり、優しく穏やかな対応を求めています。

噛む行動を止めさせるには、叩く代わりに正しい行動を教え、噛む対象を適切に導くことが大切です。

例えば、噛むおもちゃを提供したり、噛まれた際には無視するなどの方法を用いて、犬が安心して正しい行動を学べる環境を作りましょう。

これにより、犬との信頼関係を維持しながら、問題行動を減らすことができます。

3. 犬の甘噛みは許してもいいの?

犬の甘噛みは許してもいいの?

犬の甘噛みは、遊びや愛情表現の一部として見られることが多いですが、許すかどうかは慎重に考えるべきです。

甘噛みを許すと、犬が「噛んでも大丈夫」と学んでしまい、本気噛みの境界が曖昧になることがあります。

このため、甘噛みが習慣化すると、本気噛みへの発展を防ぐためのラインが不明確になりかねません。

そこで、甘噛みを許す場合でも、適度に制限を設けることが重要です。

具体的には、噛む対象をおもちゃに限定し、犬が噛んで良い対象をしっかりと理解させる方法が推奨されます。

また、甘噛みをした際にはすぐにおもちゃを提供し、噛む行動をおもちゃに向けさせることで、犬は正しい噛み方を学びやすくなります。

このように、甘噛みでも適切な指導を行い、犬が噛む行動を適切にコントロールできるようサポートすることが大切です。

甘噛みばかりするのも良くないね!

まとめ

今回は、犬が本気噛みをする原因と、その対処法について詳しく解説しました。

犬の本気噛みをやめさせるためには、原因を理解し、適切な対処法を取ることが大切です。

甘噛みも含め、噛む行為は子犬のうちからしっかりと対処することで、将来的な問題を防ぐことができます。

愛犬との信頼関係を築きながら、安全で健全な生活を送れるように心がけましょう。

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